弱い私も、大切な私
ガソリンスタンドで、
「いつものポンプ」じゃないと
心臓はバクバクして、冷や汗が流れ、
吐き気に襲われて給油できなくなる人。
「今週末、中華街で飲茶どう?」
そう誘われても、行かないとわかっているのに、
「行けたら行く」と笑顔で答えてしまう人。
何気なく指摘された言葉だけで、
自己否定のスパイラルに巻き込まれ、
何日もそれが頭から離れなくて
どんどん惨めになっていく人。
うれしいことが起きても、
「きっと同じ分だけ悪いことが起きる」
と思って、素直に喜べない人。
朝、目を覚ました瞬間に、
「また今日の耐える一日が始まる」
と絶望感に浸ってしまう人。
嵐の日、小さなボートに一人で乗って、
そのまま消えてしまいたいと思う。
沈んでしまえば、苦しみも終わる。
もし、どこかの町の海辺に辿り着けたなら、
別人として生き直すことができたらと、
妙な憧れを持つ人。
仕事に行けば、心拍数は140を超えたまま下がらず、
吐き気、頭痛、手の震え。
患者よりも自分の方が重症だと感じる時もある人。
18時間ぐらい眠り続ける日もあれば、
一睡もできない日もあり、その状態をさまよう人。
これらすべてが、過去の私。
逃げずに、耐えて、生きてきた私。
というか、そうする意外、
選択肢はないと思い込んでた。
だから今は、そんな過去の自分に
「よくやったね」
とそっと声をかけてあげたい
と思うのです。